わたしが絵画に興味を持ったきっかけ
わたしが西洋絵画に興味を持ったきっかけは
原田マハさんの楽園のカンヴァスを読んだことです。
アートミステリーというジャンルが確立されているのかは分かりませんが、この本が紹介される際にはアートミステリーという言葉が使われています。
アンリ・ルソーの夢に酷似した絵画について、ふたりの男女が謎の古書を読みながら真贋を見極めるストーリー。
原田マハさんは多くのアートにまつわる小説を書かれています。
特に印象派以降の芸術家に焦点を当てたものが多く、ご本人が勤務されていたニューヨーク近代美術館(MOMA)にまつわるものも多いです。
そして、物語の中の芸術家たちは、実際に原田マハさんが彼らを見てきたかのように生きているんです。
絵画や芸術に興味がなかったわたしが、原田マハさんの本を読んでから美術館に行くと、
『あれがあの人が描いた絵ね。』
と、知り合いの絵を見にきたように感じるんです。
絵の良し悪しは分からないけど、知り合いが描いた絵を見るのは楽しくないですか?😆
原田マハさんの本を何冊か読んで以来、美術館によく行くようになりました。
そして以前紹介した西洋絵画の見かたという本を読んで、絵画における技術の発展がおもしろくて、絵画技術についてもっと勉強していきたいと思っています。