垣谷美雨 後悔病棟
垣谷美雨さんの『後悔病棟』を読みました。
「患者の気持ちが分からない」というレッテルを貼られている33歳の医師早坂ルミ子が、患者の心が聞こえて来る聴診器を拾うところから話は始まります。
その聴診器を使うと、末期癌の患者たちの心の後悔が聞こえてきます。
4人の患者たちのそれぞれの後悔と、過去に戻って人生をやり直すストーリー。
垣谷美雨さんにはまってます。(笑)
Amazonでいつも買うんですが、結構在庫なしになっていて、コロナの影響ですかね?
わたしはSF的な?ファンタジー的な?話はあまり好きじゃありません。
現実に起こり得ないことが起きると、そこに納得できなくて話に共感できなくなっちゃうので。
でもこの後悔病棟は、確かに心の声の聞こえる聴診器なんて現実にはあり得ないんですが、そこは気にならないです。
出て来る人たちの後悔がリアルだからでしょうかね。
『後悔する』っていう行為が、日常から切っても切り離せないことだからかも。
毎日の選択と同時に後悔してるようなもんだもんね。あー、お菓子食べなきゃよかったとか(笑)
大学を決めたり、会社に入ったり、結婚したり出産したり、、、後悔だらけなんですけど、多分後悔してる過去に戻って別の選択をしたとしても結局後悔してるんですよ。
この本の人たちみんな過去に戻って人生やり直すんですけど、結局今の幸せに気づくんで。
結婚してすぐ妊娠が分かって夫の海外赴任が決まった時、わたしはあまりの人生展開におろおろしてたんですが、(愛知×千葉で遠距離恋愛したのち、わたしは愛知の会社を辞めて、当初は大阪転勤になるはずだった夫について、大阪で転職しようとしてました。)
母から「キャリアは心配になると思うけど、一度きりの人生だから人生面白いなと思う選択をした方がいいよ」「そうすれば、いずれキャリアはついてくるはずだから」と言われました。
それでも毎日ぼーっとYouTube見てても1日は終わるわけで、コロナのせいで夫の赴任先にもついていけてないわけで。
本読んだり、中国語勉強したりしていこうと思います。